2019年4月20日土曜日

「脱・結晶」はちみつ溶融装置を導入しました。

うちで採れた蜂蜜は手を加えないので、採蜜時に咲いている
花の種類によってはどうしても結晶してしまいます。

「結晶しているのが本物!」と喜ばれるお客様もいらっしゃるのですが、

本物・・・といっても、花の種類によってはすぐに音を上げてカッチコチになるやつや、
相当結晶しないタフなやつも居るのが事実で・・・一概に言えません。

(採蜜時に毎日サンプルを取って経過観察しているので、
また追ってこのことは写真載っけて記事にします。)

話は戻りますが、実際問題使うときに確かにシャリシャリは使いづらいです。

ホットケーキとかに塗るのにはええんですが、ヨーグルトとかに入れるのは
溶けてるのが断然いいですね。(僕は断然ヨーグルト派です)

こんなやりとりも今まで多々ありました。

お客様「結晶していないのがいいんだけど・・・」
僕「すんません、・・・湯煎してください」
お客様「どれぐらいすればいいの?レンジでチンすりゃいける?」
僕「そうですね、レンジ早いですよね。気にしないのであればそれでいいんですけど、あまり熱をかけ過ぎてしまうと蜂蜜の風味や成分が壊れるのでできれば
40数度より上は~~」


・・・文字に起こして書くのでも面倒です。
カチカチの蜜を持って帰って忙しい朝に
だれが温度を気にしながら湯煎して蜂蜜を溶かしてくれるでしょうか、

そりゃ取れたてが旨いけど、冬でも食べたい、結晶した蜜をできるだけベストな
状態でだれでも簡単にすぐ使えるようにするには・・・

ということで、山形のNMT様から
はちみつ専用溶融装置を導入しました!!!!!
(紺野様、色々相談乗っていただきありがとうございました。)


その名もとろりん君!(かわいい)


でも
大容量!
0.1℃単位で自動で温度を調整できるので、
お任せください。

現状43℃で溶かしています。

非加熱がいい!という方は新蜜が採れた後、瓶詰めできた頃
(春は採蜜に集中しているので7月頃が助かります)
お越しください。

本当は蜜蜂のようにずっと蜂蜜を温度を管理し続けて結晶させないのが
ベストなのかもしれませんが、現状、僕のできる範囲で
こういう答えを取らせていただきました。
温度管理の方法はこれからも何が最適解か、考えます。

それでは。
syun